金融系SEの暮し生活力＆仕事力up術: 個人情報保護法

個人情報保護法

★個人情報保護法---------------------------------------♪

個人情報保護法が出来て以来、
ずいぶん仕事の方法がかわりました。

【　個人情報保護法とは　】

「個人が特定出来る情報」を守ります。
名前・生年月日・カード番号etc

これらのデータを他人が不用意に使えないようにします。

消費者も商品購入などで名前を登録する場合、
「個人情報を渡しますが、変な使い方しないでね！」
という署名をすることも増えました。

【　テスト環境が激変　】

個人情報保護法が出来るまで
私達SE・プログラマはわりと簡単に
実際のデータを使ってプログラムのテストをしていました。

作りこんだデータより本物のデータで試した方が、
手間が少なく、実際稼働した時もどうなるかがわかって良い！
という考えでした。

もちろん個人情報満載なデータを取り扱うわけで、
危険がいっぱい。
不埒な人がそのデータの束を会社から持ち出して、
誰かに売っちゃったりする可能性もあるわけです。

法律が実施されてからは、
テストで個人情報が盛り込まれている物は使わなくなったし、
トラブル発生の際も特別なセキュリティールームに入って、
カメラで監視されている所で作業を行うようになりました。

手間は何重にもかかり、作業時間も増えるようになりましたが、
お客さんにも「個人情報保護」をする為には、
仕方がないことだと説明しやすくなりました。

【　書き込み最小限　】

会社のパソコンはあらゆる書き込み機能が削られます。

CD-Rの読み込みだけ出来て、書き込みは出来ない。
USBも使えないようにする。
インターネットは掲示板・ブログは接続不可。
メールも管理者によってチェック。
携帯はカメラ無し
etc

個人情報を守る為なら、
便利さは二の次です。

【　拘束時間短縮　】

作業時間は増えたものの、
法律のおかげで、拘束時間は減りました。

それまで
「私は家には仕事を持ち帰らない主義です。」
って言っても先輩達に嫌がられましたが、
今は法律のおかげで堂々と主張出来ます。エッヘン。

協力会社社員を一人で会社に残すこともなくなりました。
見張り番の正社員もつけなくてはならず、
作業時間も前もって提出した上で仕事をします。
ダラダラ何日も遅くまで続けることが少なくなりました。
素晴らしい。

個人情報保護法は労働基準法より効力がある法律です。

【　シュレッダー必須　】

紙にのっている情報は個人名があったらシュレッダー行き。

自分が金融系SEをやっているからわかりますが、
さりげない数字の羅列にもちゃんと意味があります。
知識がある人が見たら利用明細なんて危険極まりないです。

だから家でも利用明細などはせっせとシュレッダーにかけてます。
初めは手動の物を使っていましたが、
たまると結構しんどいので、今は電動式。

便利だけど、赤ちゃんはシュレッダー大好。
シュレッダーをたおしては、
なかから紙屑を取り出し、まき散らします。
シュレッダーの歯で手を切ると危ないので
今は手の届かない場所に隠してます。

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